210107 令和3年寒波 |
Cold Wave Reiwa 3 |
災害の概要
- 場所 主として西日本のいくつかの場所で被害。秋田県等、西日本以外でも。
- 時期 2021年1月7日夜から18日にかけて被災、収束までおよそ10日。
- 分類 寒波
1月7日から北日本から西日本にかけての日本海側を中心に豪雪。新潟県上越市高田で24時間降雪量観測史上1位の103センチを記録したのを始め、普段雪の少ない四国・九州でも積雪。北陸地方で積雪による自動車の道路立ち往生が複数発生。暖房による電力需要増等で、関西電力では電力の使用率が99%に達するなど逼迫し、各電力会社が家庭や企業に節電を要請。断水戸数は厚労省がまとめた分だけで、1府12県16,113戸に達した他、大分県中津市など長期間の減圧給水を余儀なくされたところも。東北・北陸は水道以外の被害もあって対策本部設置に至る一方、西日本の方が水道の被害は大きい。
日時 |
水道被害 |
対応状況 |
201228 |
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- 年末から寒波の予報。
- 首相官邸に情報連絡室設置。
- 厚生労働省災害情報連絡室設置。
- 事業体によってはHP等で水道管凍結注意呼びかけ。
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- 内閣情報連絡室設置。
- 大雪に対する国土交通省緊急発表。
- 厚労省、円滑な連絡・対応を都道府県に要請。
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210107 |
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断水戸数
- 秋田県秋田市 20戸
- 秋田県八峰町 30戸
- 大分県中津市給水制限
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- 島根県大田市 132戸
- 山口県長門市 2,050戸
- 高知県四万十市 1,270戸
- 福岡県香春町 3,672戸
- 長崎県壱岐市 170戸
- 大分県中津市給水制限
- 大分県宇佐市 130戸
- 大分県由布市 80戸
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- 内閣府情報連絡室に改組。
- 新潟県災害対策本部設置。
- 富山県雪害対策本部設置。
- 福井県災害対策本部設置。
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210111 |
- 島根県大田市 132戸
- 岡山県矢掛町 500戸
- 山口県萩市 727戸
- 山口県長門市 1,890戸
- 徳島県東みよし町 1,500戸
- 高知県四万十市 1,270戸
- 福岡県香春町 3,672戸
- 福岡県赤村 450戸
- 長崎県壱岐市 170戸
- 大分県中津市給水制限
- 大分県宇佐市 130戸
- 大分県由布市 80戸
- 大分県九重町 782戸
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210112 |
- 秋田県秋田市 26戸
- 新潟県上越市 1戸
- 岐阜県飛騨市 10戸
- 京都府京都市 900戸
- 京都府福知山市 132戸
- 島根県大田市 132戸
- 島根県邑南町 130戸
- 島根県川本町 50戸
- 島根県浜田市 2,082戸
- 岡山県矢掛町 500戸
- 広島県廿日市市 560戸
- 山口県萩市 727戸
- 山口県岩国市 890戸
- 山口県山陽小野田市 290戸
- 山口県長門市 1,890戸
- 徳島県東みよし町 1,500戸
- 高知県四万十市 1,270戸
- 大分県中津市給水制限
- 大分県宇佐市 130戸
- 大分県杵築市 80戸
- 大分県九重町 782戸
- 大分県由布市 80戸
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210113 |
- 秋田県秋田市 26戸
- 新潟県上越市 1戸
- 京都府京都市 900戸
- 京都府福知山市 132戸
- 島根県邑南町 130戸
- 島根県川本町 50戸
- 島根県浜田市 2,082戸
- 岡山県赤磐市 91戸
- 岡山県矢掛町 500戸
- 広島県廿日市市 560戸
- 山口県萩市 727戸
- 山口県岩国市 890戸
- 山口県長門市 1,890戸
- 徳島県東みよし町 1,500戸
- 高知県四万十市 1,270戸
- 大分県中津市給水制限
- 大分県国東市水圧低下2,000戸
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210114 |
- 新潟県上越市 1戸
- 京都府京都市 900戸
- 京都府福知山市 81戸
- 島根県邑南町 4戸
- 島根県川本町 50戸
- 島根県浜田市 54戸
- 岡山県赤磐市 35戸
- 岡山県矢掛町 500戸
- 広島県廿日市市 330戸
- 山口県萩市 727戸
- 高知県四万十市 840戸
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210118 |
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- 広島県、自衛隊へ北広島町の災害派遣部隊の撤収要請
- 広島県、北広島町、災害対策本部廃止
- 【災害収束】
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210220 |
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被害の状況
水道が受けた被害
水道による二次被害
- なし。報道によると、新型コロナウイルス対策の手洗いのための水が出ないのは困るという声あり。
対応と対策
平時の備え
- HP等で事前に水道凍結対策広報。
- 5年前の寒波と比べて被害が少なかったので、その後何らかの対策をとったのが生きた可能性はあると思うが、はっきりそう言っている情報は、現時点では得てない。
応急対策
- 破損箇所調査と、配水池水位低下し回復しないところは計画断水を行なう。
- 対応しきれないほど漏水の問い合わせがあった一方、空き家は漏水しても連絡がこないので、把握に手間取る。(特に積雪の多かった地域)
抜本対策
- 水道管凍結に弱いのは個々の家庭の管なので、需要者への注意喚起。
- 平成30年寒波の被害を受けて、輪島市が行なっている「Iot活用推進モデル事業」等、Iotが抜本対策になる可能性あり。
教訓
- 個々の需要者の対策により被害を軽減できることから、需要者への対策についての啓発が必要。
- 5年前の寒波同様、空き家の問題がネック。
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災害データベース
備考・出典
更新履歴
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